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 17日、東京都奥多摩町で、登山家の山野井泰史さん(43)が熊に襲われ大怪我をした。山野井さんのHP『山野井通信』によれば、当時の状況は「9月17日朝、自宅近くをジョギング中に曲がり角で子連れの熊と鉢合わせになり、すぐに逃げましたが右腕をかまれました。そのあと覆い被されて顔をかまれ、けとばすなどしたためようやく熊は離れて逃走しました」
 とあり、安否が心配されたが「鼻の縫合など90針を縫う大怪我を負いましたが、意識はしっかりしており、話しはできてまた食欲もあります」と報告されている。
 山野井さんが襲われた現場は、山梨県との県境に近い奥多摩湖畔の山の中だが、住所的には東京都。「東京で熊に!」とは驚かされるが、奥多摩での熊との遭遇例は毎年数件報告されている。今回のように実際に襲われる例は珍しいが、登山愛好家によれば「熊除けの鈴を付ける。遭遇したら決して熊を刺激しない」のが熊対策の基本だという
 山野井さんはK2(8611m)に単独登頂を遂げるなど、数々の実績を誇る世界的な登山家。02年には、同じく世界的な登山家である妻の妙子さんと共にヒマラヤのギャチュン・カン(7952m)に挑み、登頂には成功するも、夫婦合わせて28本もの指を失うという壮絶な体験をしている。今回もとんだ被害にあった山野井さんだが、「顔の傷よりクライミングに関係する右腕のほうを気にしています」(『山野井通信』より)とのことで、結果的にはまたしてもその「不死身ぶり」を世に知らしめることになった。

東京都内で熊に襲われた登山家が無事生還 90針縫う


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